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『死にたい』 作者: あーたん

死にたい

作品集: 最新 投稿日時: 2015/08/24 23:33:16 更新日時: 2015/08/26 08:43:24
「・・・なんで人生ってこうもつまらないのかしら。」

私の人生思い起こせば後悔だらけだ。

当たり前に笑って当たり前に生きて当たり前に死んでゆく。

多分そんな人生がずっと続くのだろう。

「はあ・・・」

博麗の巫女として私は十分がんばった。

もう死んでもいいんじゃないか。

『あやまって。』

「!?誰よあんた!」

『今。言った事。あやまって。』

「はあ!?」

『死ぬとか簡単に言わないで。』

「知らないわよ!死のーが生きよーが私の勝手でしょ!?」

『・・・せっかく忠告したのに・・・』

なんなのこいつ。

『もういい。霊夢の事死ねなくしてやる。』


「なに言ってんの!?」

『・・・今から霊夢は死ねなくなる。永遠に。』

「は!?唐突に決めないで・・・」

見るとそこにはさっきの子の姿はなかった。

「・・・バカみたい。」














・・・「っはあはあはあ・・・なんで!?どうして死ねないの!?」

あれからいろんなところで死のうとした。

でも死ねない。

こんなに血が出て

こんなに骨が折れて

こんなにぐちゃぐちゃになってるのに

「なんで死ねないの!?」




ー神社ー

「・・・今度はこの包丁で胸を刺して・・・」


「お〜い霊夢〜遊びに来たぜ〜」

「!?魔理沙!?」


「・・・!?おいどうしたんだよ!?なにやってんだバカ!!」

やだ。

永遠に死ねないなんて嫌だ。

「来ないで・・・」

「死ぬな!」

「こないで・・・」

「やめろ!」

「コナイデ・・・」

「包丁を下ろせ!」

「うわああああああ!!!!!」

一瞬。

目の前が真っ暗になって。

誰の声も聞こえなくなった。

「やった。私死ねたんだ。あはははははは・・・」











博麗神社の中では

笑う少女と

うつろな目の色をした金髪の少女の姿があった。
ただ言うと狂った霊夢を書いてみたかっただけなんだ。

前作の百物語だと狂い度が足りなかったんだ!(言い訳)
あーたん
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2015/08/24 23:33:16
更新日時:
2015/08/26 08:43:24
分類
霊夢
魔理沙(とばっちり)
1. 名無し ■2015/08/26 08:41:17
本当に魔理沙はとばっちりでしたね・・・w
2. レベル0 ■2015/08/27 23:58:09
よくこんなに小説を投稿できるもんだね。
あーたんの話は不思議な気分になれるから好きだよ。
それにしても「っはあはあはあ」のところを「あっはあはあは」と読んでしまった……。
ところでこの話は最後どうなったの?
あと1番好きな東方キャラは誰?
3. あーたん ■2015/08/28 06:13:39
コメントありがとうございます!
えーとですねこの話は霊夢は狂い続け、魔理沙は永遠に帰らぬ人となりました。
東方で一番好きなキャラは魔理沙です。
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