END？NO

ねえお姉さまなんで？

私は悪いことなんて何もしていない。

ただ普通に魔理沙と遊んでいただけなのよ？

なんで私だけがこんな仕打ちを受けなきゃいけないの？

嫌いよ。みんなみんな大嫌いよ。

『はっ何が悪いことなんてしていない。だ。笑わせるなよ。』

その声・・・魔理沙？

『お前は何も覚えちゃいないのか。お前が私にしたことすべて！」

何？何を言ってるの？

分からないよ。

『覚えてないのも無理ないよな。お前からしたら殺しは遊びだもんな』

殺し・・・？

私誰も殺してない。

殺してないよ。

『ふざけるな！私とお前は一緒に遊んでた。そうしたらお前がいきなり殺しにかかってきた！』

魔理沙・・・？なんでそういうこと言うの？

だって、約束したじゃない。

ずっと友達でいてくれるって・・・

『友達？私はお前なんかと友達になった覚えはない！』

なんで・・・？

なんで魔理沙まで私から離れるの？

嫌だよ。

もう一人ぼっちはいやなんだよ・・・

・・・スペルカード発動・・・

『！？ばっお前何して・・・ぎゃあああああ！？」

あはは・・・

これから私も魔理沙のところに行くから安心してね・・・
＊＊＊・・・



コンコン

「妹様？お食事をお持ちいたしましたよ？妹様？入りますよ？」

・・・「きゃああ妹様！！！」




次の日の幻想郷の新聞は、

【フランドール・スカーレット自殺】

の文字が一面を飾った。






「・・・あんたが悪いのよフラン。私から魔理沙を奪ったりするから・・・」

ある一軒の家では金髪に赤いカチューシャをした少女がいつまでもそう呟いていた。






BAD END