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『超☆床上浸水』 作者: 新素材

超☆床上浸水

作品集: 最新 投稿日時: 2015/09/13 12:41:46 更新日時: 2015/09/13 22:31:24
「あ〜良く寝た」

「パチュリーったらジェンガごときに興奮しすぎなのよね……」

「お嬢様、おはようございます」

「やあ、咲夜」

「お嬢様、お目覚め早々で恐縮ですが、大事なお知らせが有ります」

「え? 何よ」

「紅魔館、絶賛床上浸水中でございます」

「…………?」

「窓をお開けになって下さい」

ガチャ

「うおおお! マジやん」

「ご覧下さい、正門の水面に月が映って美しく……」

「言ってる場合じゃないでしょ!!? 被害を報告しなさい!!」

「そうですね……どこから話せばいいのか」

「あれ、面倒くさいね??」

「まず、門番は問題なく業務を遂行中です」

「え? うわっ、門のところに帽子浮いてる!」

「体の95%が水の中ですが、まあ、ほぼほぼ大丈夫かと」

「何がどう大丈夫なのよ!」

「お気になさらず」

「気にするわい! そうだ、パチュリーは!? 地下の図書館は大丈夫なの!?」

「はい、浸水が始まった頃に様子を窺いに向かったのですが、熟睡しておられたのでそっとしておきました」

「おかしくない!!??」

「まかり間違って水に沈んでも、寝てるから苦しまずに死ねるかな、と……」

「何を間違えるってんだよ!!!! じゃんじゃん水入ってきてるのに!??」

「後、妹様ですが……」

「ふん、そうね。 あの子も一応心配してあげようかしら」

「ちょっとさっき存在を思い出したので、今から様子見に行って良いですか?」

「手遅れだよおおおおおおお!!!!!」

「申し訳ありません」

「言われなくても申し訳る余地無いでしょ!? ありえないし!!」

「身に染みます」

「使い方おかしいよ……」

「恐れ入ります」

「日本語下手すぎでしょ」

「うるさい」

「えっ、ごめんなさい……」

「とにかく、水がハケるのを待つしか有りませんね……」

「そもそも、どうして湖が溢れたのかしら」

「そうですね……何か異変の兆候かも知れませんね」

「そういうのは霊夢の仕事なんだけど、あの子もう動いてるのかしら」



ピンポコン♪



「あ、霊夢からLINE来た。 タイミング良いじゃない……」








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<     貧乏巫女     TEL  \/

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.   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○ < マリオメーカー買った?
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.                 死んどけ >○
.      ___________/
.  既読







「はぁっ、水がなくならないと屋敷も自由に使えないなんて……退屈だわ」

「では、お嬢様。 この間わたくしが見た面白い話をお聞かせしましょうか」

「退屈しのぎになるなら、お願いするわ」

「はい、では……」





―――あれは、三日ほど前の事です。

湖畔を歩いていると、生き物を見つけたのです





「ほらビバ子、父ちゃんが母ちゃんとビバ子のために、いっぱい材料持ってきたよ」

「どうだぁビバ子、すげぇだろ? お前も大人んなったら、ダム作って立派なビーバーになるんだぞ」

「父ちゃん、母ちゃん、雪風はビバ子ではなく雪風です!」

「ありゃ。 母ちゃん、またビバ子に妙なゲームを教えたな〜?」

「だって父ちゃん、この雪風って駆逐艦がビバ子に似て可愛いのよ〜」

「なぁにが駆逐艦でぃ。 俺のじい様はな……」

「ちょっと良いかしら」

「ん? あっ、人間!」

「ビバ子、母ちゃんと隠れなさい!」

「貴方達、何をしているの?」

「何って……ダムを作ってるんだよ! 俺たちの習性ってヤツさ!」

「そう……それは良いので、そこの子供を貰っていくわね」

「何っ!?」

「ウチのお嬢様、子ビバの丸焼きが大好きなのよ」

「そ、そんなバカな……おい、母ちゃん、ビバ子、早く隠れろ!」

- 時符「プライベートスクウェア」-

ブシュ

「不沈艦なんて……この世に無いのね……」

チーン

「ビバ子おおおおおおおお!!!」

「ゆるさねぇ……ビバ子の仇だ……巨大ダムを湖の出口に作って、館を湖に沈めてやる……!!!」





こうして、ビーバー達の弔い合戦が始まったのです……

プロジェクト エーックス








「おしまいです」

「お前ふざけんなよ」

「は?」

「今すぐダム崩して来いや!!!」

「はぁ」

「のれんにうで押しかいな、やってらんないねコレ」

「出来る限りやってみます。 行ってきます」

「はよ行けもう……」

「お邪魔しまーす。 マリオメーカー買った?」

「死に晒せや」

「何か、この館濡れてない?」

「一階が水没してるのに、君の中では濡れてるってレベルで済むんだ」

「中が濡れてる?」

「難聴かな?」

「マリオメーカーしたいんだけど……ニャロメロンさんのコースで遊びたい」

「買ってねーから帰れ!!!!」



ジャーゴボゴボ



「うわ、超あっさり水引いた」

「ただいま戻りました」

「早すぎるでしょ」

「とりあえず応急処置として、湖の栓を抜いておきました」

「栓あるんだ!??」

「探したら有りました」

「まあ良いや……とにかく、メイド達を総動員して、荒れちゃった館を掃除して貰わないとね」

「実は、メイドなのですが……」

「え?」

「夜になるまで地下室にすし詰めで休ませているのですが、どうやら沈んでしまったようですね」

「はぁ!!????」

「脱走しないように中から開かないようにしていたのが、裏目に出ましたね」

「奴隷を飼っているつもりは無かったんだけど」

「私の趣味です」

「いい加減にしろ」

「どうもありがとうございました」
お詫びとして、栃木県に1,919円募金しておきます


追記:
無事童貞卒業したのですが、今度は早漏で悩んでます……
休憩挟んで2回戦すればまあまあいけます。
フェミニーナ軟膏塗ると効くって本当ですかね(半信半疑)
新素材
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2015/09/13 12:41:46
更新日時:
2015/09/13 22:31:24
分類
紅魔館
1. 名無し ■2015/09/13 21:56:49
普通に面白い
2. あーたん ■2015/09/14 17:46:21
おもろいw

こういう話大好き〜
3. レベル0 ■2015/09/16 07:52:23
咲夜落ち着きすぎだろwww
東方キャラはボケもツッコミもこなせますね。
おもしろすぎです。
幻想郷にLINEが普及してるだと……?
てか霊夢どんだけマリオメーカー推しだよwwwww
4. 名無し ■2015/09/17 22:40:03
viva!
5. 名無し ■2015/10/03 09:19:07
咲夜もとうとうチルノの頭になってしまうのか・・・
ビーバーってw
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