私はあなたに恋をした。

私はあなたに恋をした。


緑色の髪に赤い目。

しっかり者のようなあなた。

人一倍、私を気にしてくれるあなた。

「あら？今日はなんだか元気がないわね？大丈夫？」

平気平気！幽香の声を聴いたらすぐ良くなった！




私はあなたに恋をした。


緑色のあなたの髪は美しい自然のよう。

あなたの赤い目は照り付ける太陽のよう。

私の事を人一倍気にしてくれるあなたは女神のよう・・・


「・・・昨日よりも元気がないように見えるわ。本当に大丈夫かしら。」

大丈夫だって！心配性だなあ幽香は。






私はあなたに恋をした。



いつも必ず私のところに来てくれるよね。嬉しい。

いつも必ず心配してくれるよね。ありがとう。

いつも声をかけてくれるよね。幸せだよ。

「調子はどう？・・・う〜ん、また元気がない？」

まったく、大丈夫だって！・・・幽香・・・





私はあなたに恋をした。



いつもあなたの前じゃ平気だって言ってるけど。

私の元気がないのは事実。

でも大丈夫、私は大丈夫だから。


「どうしてかしら・・・なんで元気がないの？」


なんでか教えてあげよっか？それはね幽香。私がもう長くないからだよ。






私はあなたに恋をした。


だんだん空も見れなくなってきた。

だんだんあなたの事も見れなくなってきた。

だんだん悲しくなってきた。

「どうにかならないの・・・？どの子よりもあなたが一番だったのに・・・」

うん。そうだね。でも、もう無理なんだ。

ごめんね幽香。ありがとう。




私はあなたに恋をした。




私は初めて誰かを好きになれた。

自分は一生だれも好きになれないと思ってたのに。

やっと誰かを好きになるってどういう事か分かれた。ありがとう幽香。

最期まで、大好きだったよ・・・
















私はあなたに恋をした。想っても伝わらない恋を。
























「・・・とうとう枯れちゃったわね。あなたがどの子よりも一番キレイに咲けてたのに・・・」

「最近水をあげても元気がないからもしかしたらと思ってたのだけれど。」

「・・・しょうがないわよね・・・」





























私はあなたに恋をした。