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『博麗の巫女の黄昏』 作者: 生傷だらけのサディスト

博麗の巫女の黄昏

作品集: 最新 投稿日時: 2021/08/10 09:18:40 更新日時: 2021/08/10 18:46:10
この作品は『明治十七年の黄昏』の続編です。なので一部設定などに引き継ぎがあります。
本作を読む前に『明治十七年の黄昏』を読むことをお薦め致します。



あいつが来る……
博麗の巫女は脅えていた。幼子のように部屋の片隅で震えていた。
かつてはライバルであり、そして、親友だった人間。
それが恐ろしくて恐ろしくて堪らなかった。
「おーーっす!!! 来たぜーー!!!」
カタンと音がして障子が開いた。
金髪のサイドを三つ編みにした少女の黒い影が現れた。
「なんだ、そんなところにいたのか、テケテケ巫女さんよぉ!!!」
テケテケ巫女。博麗の巫女こと博麗霊夢は下半身が無かったのである。



話は一ヶ月前になる、箒で境内の掃除をしていた時だった。異様な妖気を感じて霊夢は振り返った。
ーーズドン!!!
霊夢が居たところに拳が振り下ろされた。
あからさまに殺る気の一撃だった。
瞬時に攻撃を躱し臨戦体制に入る霊夢。
「ちっ……外したか」
「あんたっ!!! 紅魔館の門番じゃない!?」
紅魔館の門番……と言ったが、様子がおかしい、何よりそのチャイナドレスは血にまみれ、腰帯には何か玉のような物を首にぶら下げていたのである。そして、妖気が満ち満ちていたのである。
「どうしちゃったの……あんた……」
あまりにも馬鹿げた非日常だった。
「あんた、あんた、うるさいわよ博麗霊夢。はじめまして元紅魔館の門番こと紅美鈴そして今では赤髪鬼と申します」
手を合わせ、お辞儀をする赤髪鬼
その余裕ぶった態度が霊夢を苛立たせた。
「なに、あんたわたしとヤル気??? それと、腰に付けているものは何」
まさか、まさか……勘が外れてほしい。霊夢は神に祈った。
「嫌だわぁ、霊夢内心分かってるくせに」
嫌な予感がぞわぞわと這いずり回る。
「はい、咲夜さん挨拶をなさって」
腰帯から咲夜の髪を解く。それを博麗の巫女にかざす。夢見る少女の如く眠る少女。十六夜咲夜であった。
「うっ……うわぁああああああああ!!!咲夜ぁああああああああ!!!」
顔見知りが突然死んだ。それは少女に大きな絶望を与えた。
アハハハ!!!アハハハハハハハハ!!!
涙にくれる少女を見て赤髪鬼は爆笑していた。
本当に腹がねじれるんじゃないかと思う位であった。
霊夢の手から弾幕が飛んだ。赤髪鬼はそれを避けた。
ヒャハハハハハハハ!!! アーッハッハッ!!!
背後の森の木を遮蔽物として、紅美鈴は飛び回っていた。
影が見えたところに撃ち込む、だが、当たらない歯痒かった。
「霊夢さん!!! 」
高麗野あうんが奥から出てきた。
「あうんダメ出てきちゃ!!!」
左側からの強烈な弾幕が高麗野あうんを粉々に吹き飛ばした。
ぐひゃああああああ!! ゲヘヘヘヘヘヘ!!!
下劣な笑い声が森の中からこだまする。
「アアアアアアアアアア!!!」
霊夢は滅茶苦茶に弾幕を飛ばした。
辺りの森をハゲ山にしても、その威力は弱まらなかった。
……ズルズルズル……クッチャクッチャ……
全てを燃やし尽くした後。
何かを引きずる音と何かを噛む音が聞こえた。
「やだぁ!!! 止めて放してぇぇぇ……」
「霊夢さぁん!!! 霊夢さぁん!!!」
「助けて……ヒッグ……助けて」
三人の妖精が赤髪鬼に引きずられてきた。裏の大木に住むサニー・ミルクとスター・サファイア、ルナ・チャイルドだった。
口には少名針妙丸が咥えられていた。
ルナ・チャイルドとスター・サファイアは肩に乗せられている様だった。そして、サニー・ミルクを抱き上げる姿はまさに妖精の鎧であった。
「クックックッ……この状態でもわたしを殺せると思うのかい」
邪悪な笑みを浮かべる赤髪鬼。ぺっと音を立てて針妙丸の下半身を吐き捨てた。まるで味の無くなったガムを噛み捨てるかのようであった。
「あああ……針妙丸……」
「スペルカードも全て使っちゃったようだし。これであんたも終わりだねぇ」
「お願い……霊夢さん助けて」
一瞬眉をしかめた霊夢だったが
「……ふっ」
霊夢は嘲り笑いを発した。
ドブシュッ!!!
サニー・ミルクの体と赤髪鬼の肉体が断裂した。
「バカじゃないの???……妖精なんて何度死んだって生き返るんだし」
汗をぬぐった霊夢であったがハッと何かを思い出した。
「あうん!!! 」
無惨な肉片となったあうんの元に駆け寄った。
「ごめんね、ごめんね……」
霊夢は自分が何に謝っているのかわからなかったが、謝らずにはいられなかった。己の無力さにとでも言ったところであろうか。角が一つ落ちているのが見えて、それを拾い上げた。
そして、両断された紅美鈴の側に転がっていた咲夜の生首を拾い上げようとした瞬間だった。
ーーシュビッ!!! ブチッ!!
れいむの体はバランスを失い突然転倒した。
「あがっ!!! あがぁあああああああああああ!!!」
自分の有り様を見た。脚が無い!!!
「フフフッ……これは誰にも渡さない……永遠にわたしのもの……」
紅美鈴は咲夜の首に上半身のみで這い寄ると濃厚な口づけをした。
赤髪鬼の作戦勝ちだった。五体満足では返さないぞ。これがこの妖怪の最後の執念であった。
「うわぁああああああああ!!!ヒイッ!!!ヒイッ!!!ヒイッ!!!ヒィーーーーーッッ!!」
弾幕を撃ちまくった。脚を撃ち抜かれた衝撃だったのか、それとも屍に口づけをする赤髪鬼に脅えたのか(おそらく前者であろう)赤髪鬼こと紅美鈴ははかくして原型が完全にこの世に留めないように処されたのであった。
「いだい!!!いだい!!!いたいいいいい!!!」
霊夢はその場にのたうち回っていた。
「アアアアアアアアアア!!!」
「サニー死んじゃ嫌だぁああああ!!!」
「サニィィーーーー!!! ふぇえええん!!!うぇええええん!!!」
「どうしたの、霊夢!!!霊夢ッッッッ!!!」
悲鳴と懇願の二重奏が響くなか。八雲紫が隙間から現れた。
永遠亭に運び込まれた霊夢は八意永琳の元に運び込まれた。
その時霊夢は夢を見ていた。皆が自分を見て嘲り笑いを浮かべている絵面だった。魔理沙も早苗も紫もその式たちもこの幻想郷に生きる全ての人妖がであった。それから走って逃げようとした所に咲夜の生首がコロコロと転がって現れるのであった。
「やだ、霊夢わたしはまだ死んでないわよ」
うわぁっ!!!
霊夢は目を覚ましたそして、全てを思い出した。
「目を覚ました???霊夢???」
紫が座っていた。
酷く落ち込んでいるようだった。
紫はゆっくりとまるで民話語り部の老婆のように語りだした。霊夢の脚は再生不可能であった。脚は発見されいて月の科学力をもってすれば付けることが可能であるはずだったが何故か不可能であった。
紫は何故と永琳の胸倉を持ち上げてまで聞いたが適当に理由をはぐらかせていた(その理由を後に博麗霊夢は知ることになるが)。
紅美鈴の凶行の第一報は白玉楼からであった。三途の川に十六夜咲夜、パチュリー・ノーレッジ、アリス・マーガトロイドが幽霊として現れた事だった。
紫は白玉楼へと急行した。そして、亡霊たちから話を聞いたのであった(殺害された人物は精神的に動揺しているため完全な会話にならないことが多い)。
紅魔館へと直行した紫は王の間で茫然自失としていたレミリア・スカーレットに聴取した。
話にならなかった完全にカリスマブレイクしていた。
まぁ無理もないだろう。起きてきてみれば親友だった人間が串刺しにされ、従者が生体標本になっていたのだ。
そして、博麗大結界に大きな乱れが起きたのを感じ取ったのであった。
「一体ここで何があったの??? 教えなさいッッ!!!」
紫は八つ当たり気味でバシン!!!バシン!!!とカリスマブレイクをした当主を傘でぶん殴った。わからない存じないというレミリア・スカーレット。
完全にぶっ壊れた傘をポイ捨てをすると、博麗神社へと向かったのであった。
そして、このザマであった。
脚は付け根の辺りから切断されていて(奇跡的に性器と肛門は無事だった)
これはもう介護を受けないと不可能だということだった。
霊夢はこのような状態であったが本人の希望で一週間で退院することになった(まだ早いと八意永琳は止めたのであるが)
何より、霊夢を介護を熱烈に希望する人間が現れたからであった。
「わたしが霊夢を看るよ、なぁ、頼むわたしはこいつの相棒なんだよ」
紫に必死にそういい聞かせていた。
「頼むッッッッ!!!」
ーービシッ!
霧雨魔理沙は幻想郷で一番美しい最敬礼をした。
ーーガシッ!
魔理沙の手をがっしりと紫の手が掴んだ。
「ううう……ありがとう……ううう……うううううう……」
紫は博麗大結界を補修するのに日々追いやられていた。魔理沙の言葉はどれだけ元気つけられたのであろうか? あの紫が涙を流すくらいだ。
霊夢も泣いた。こんな友人を持てて本当によかったと思った。
翌日、魔理沙は猫車をお燐から借りてきてそれに霊夢を乗せて永遠亭を退院をした。
永琳は涙を流して、手を振って見送った。
だが、鈴仙・優曇華院・イナバだけはなぜか冷ややかな目で二人を見送った。
……ガラガラガラガラガラ。
猫車は調子良く順調に走っていた。霊夢は良く喋った。自分の脚や紅美鈴についての軽口を叩いたりもした。
だが、迷いの竹林を出た。途端魔理沙は無口になった。
いやそれ以前からふぅんだとかへぇだとか気の無い返事をして。話をしまいとしているようだった。
「どうしたの??ねぇ……」
……チッ。
舌打ちをした時には神社の階段の下であった。
キョロキョロと辺りを見ると。
「オラァ!!!」
と怒号を発して霊夢の乗っていた猫車を傾け、霊夢を落とした。
「ちょっとなんなの!?」
「お前この階段を登れ」
「ハァ!?」
「ハァ!? じゃねぇっーの!!!自分で登れって言ってるんだよ」
「なんで!? そうよめんどくさいならあんた箒があれば空を飛んで」
「じゃあ、自力で飛んで登れよ」
「……」
一度永遠亭で診てもらったことがあった情けないことに下半身が無いことでバランスがうまくとれずに頭がぶらんと垂れ下がる形になってしまったのであった。それに数センチしか飛ぶことができなかった。
「と・べ・な・い・んだよなぁ、楽園の素敵な巫女さんよぉ!!! 飛べないんだったらお前って要らなくね??? 要らない子なんだよなぁ!!!」
「どうして、そんな事を言うの???」
「この階段を全部上ったら教えてやってあげてもいいぜ」
ーーズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズルズル……
霊夢は必死に登った。魔理沙は霊夢が一段上がる度にピョンピョンと跳び跳ねてついて上がる。まるで二本の脚があることを見せびらかしているようだった。
途中で手の皮が擦りむけ血が流れ出た。
「ったく……なんて、多い段数なのかしら」
「知らないな、お前の先代を呪うことだな」
ヘラヘラと笑いながらそう言った。
(何が介護をしたいだ……なにが、こいつの相棒なのよ)
仕方ない、半分位登ったところで。肘をついて登り始めた。
「うひゃーー!!! これじゃあまるで妖怪テケテケだな怖っ……」
テケテケ……外界の妖怪で下半身が無くて肘をついてテケテケという音を立てながら現れるという、そんな者の話を聞いたことがあった。 そんなバケモノにわたしが例えられるだなんて。
屈辱で胸が押し潰されるようだった。
外は夏空だった。ミーンミーンミーンとアブラゼミが鳴いていた。
「最後の一段っと」
魔理沙がそう呟いたと思った途端霊夢は髪を持ち上げられるのを感じた。
そのまま神社の居間まで引きずられていき、放りだされた。
キョロキョロと辺りを窺うとピシャリと障子を閉めた
「最初に約束した通りに教えてやるよ。お前うざいんだよ」
「ハァ!? あんたになにか言った」
「お前は酒に酔っていて覚えてないだろうがな先輩面して、ペチャクチャペチャクチャとわたしの弾幕を貶したり、挙げ句の果てにはわたしの顔がキモいだとかイモリみたいだとか言ったろうが!!!」
魔理沙は罵詈雑言をわめき散らす。だが、正直に言って魔理沙は怖くはなかった。
だが、ねっとりとした。視線が気になった。
「正直に言って美鈴には感謝してるぜ、再起不能になったお前に散々仕返しできるんだからな」
……ハァハァハァ。
散々罵詈雑言を喚き散らした後魔理沙は股間を押さえた。
「もう、我慢できない。お前お○んこはまだ付いてるんだったよな」
「ちょ!!! 魔理沙あんた何を言ってるのか分かってるの???」
「わかってるぜ、痛いくらいにな。お前はわたしの相棒だったよな」
「ハァ!? わたしはそんな事微塵も考えたことないけど」
「なら慰めてくれよ、わたしのこの思いをよ!!!」
ーードンッ!!!
魔理沙のパンティを突き破らんばかりに怒張したモノを見せつけた。
「何それ……」
「わからんのか???penisu isチンポコだよ」
「なんでそんなモノが付いてるのよあんた女の子でしょう」
「図書館のサキュバスに教わったんだよ。女の子同士でも気持ち良くなれるお薬さ」
ケラケラと笑った。その魔理沙の笑顔はいつもと変わらない屈託の無い笑顔だった。
「さぁ、楽しませてもらうとしようかねぇ、テケテケ巫女さんよぉ!!!」
ーーバリッ、ビリッ!!!
巫女服を破る魔理沙。
「きゃあああああああ!!! 止めて止めて魔理沙ァァ!!!」
「ハァハァ!!! 霊夢のちっぱい!!!ちっぱい!!!」
霊夢のペッタンこの乳房の中央についた乳首を弄ぶ魔理沙。まださくら色で美しかった。
浅ましくて醜いそれが霊夢の脳裏に過った言葉だった。まさか、親友だった少女が自分をそんな目で見ていたとは。鳥肌がゾワゾワと立った。
「ハハハッ!!! 霊夢そんなに気持ちいいのか?! ええっ!? オマ○コもこんなになってるぞ!!!」
霊夢の敏感な所を激しく刺激する魔理沙。シコシコと勃起した器官を執拗に弄ってくる。
……クリックリッ……クリッ……ペシペシペシペシ。
「ッッ!!!」
己の意思に関係なく、霊夢の女性器官はビショビショに濡れてくる。
そして、穴のなかに魔理沙の指が入ってくる。脚がないから拒むことも出来なかった。
「あっ……痛い!!! ダメェ!!!」
「おっ!? まだこっちの穴は未使用ってか」
ニチャァと不気味な笑みを浮かべる魔理沙。
「あの、博麗霊夢の処女をゲットするのはわたしの肉棒ってことか!!! 嬉しいぜ霊夢ありがとう!!! 流石、わたしの相棒だぜ」
魔理沙はパンティを脱ぎ捨てると、霊夢の膣に向けて狙いを定めた。
「ヤダヤダヤダヤダ!!!」
「おりゃああああああ!!!」
ーーブチブチブチ。
霊夢の耳の中で処女喪失の音が聞こえるようだった。
「やだぁああああああ!!! いぎゃああああああああああ!!!」
ーー パンパンパン!!!
肉弾の音が部屋中に鳴り響く。
魔理沙のピストン運動は激しく、幼い霊夢の膣は血が滲み、辺りは血の臭いが漂っていた。
室内はむわぁっとしていて、二人の肉体は熱を帯び、サウナの様になっていた。
「霊夢気持ちいいよぉおおおお!!!」
うっとりとした顔で叫ぶ魔理沙。
「……やだっ!!! 中に出さないで」
「うぉおおおおおおおお!! 霊夢ッッ!!!わたしの思いを受け取れっっっっ!!! うぉおおおおおおおお!!」
ピストン運動を更に早める魔理沙そして……
ーーウッッ!!!
ドクンドクンと魔理沙の体が痙攣した。
ーービュルルルルルッ!!!ビュルルルルルッ!!!
ザーメンが放たれた。
「ふぃーっ!!!良かったぜ!!!霊夢!!!」
ペチペチと手の甲で叩いた。
「……チクってやる……」
「ああ、なんだって???」
襟をパタつかせながら言った。障子がガラリと開けられ暑い日光が部屋の中の惨状を暴き出した。
「全部ゆかりにチクってやる……」
憎しみに満ち溢れた目で見た。
ゆかりと言う名前を聞いた途端キヒヒヒと笑い声を上げた。
「ああ、あの隙間BBAかあいつなら、もう終わりだよ」
「なっ……どうして」
「その訳はまた教えてやるよ!!! さぁ昼ご飯としよう飯だぞ飯ソーメンにしよう」
そして、ソーメンを作った魔理沙であったが、なんと霊夢の体を机にしたのであった。
「キヒヒヒ……ほらもっと背筋をピンとしないとこぼれてしまうだろう」
肘をつき、尻を突き上げる。ひんやりとしたソーメンの乗ったガラスの器が霊夢の背中に乗せられる。
「いっただきまーーす」
魔理沙は旨そうに食べる。
だが、霊夢机はあまりにも脆かった。バランスを崩した拍子に器がガチャンと落ちてしまったのであった。
「あっ!!!」
ソーメンのつゆが魔理沙にかかる。
「このっ!!! 」
霊夢は横腹を蹴り飛ばされて倒れ込んだ。
その体を魔理沙は何度も踏みつけた。正直に言ってそんなに痛くはなかった 。それよりも自尊心とプライドが傷ついた。
霊夢をいたぶった魔理沙はこぼれたソーメンの上につゆをぶっかけるとこれを食えと言った。そして、用事があるからと言って出ていった。
部屋には紅白の巫女服だったものを纏った少女とソーメンにつゆをぶっかけられたモノがそこにあった。少女は手づかみで食べた。
それが地獄の始まりであった。



黒白の魔法使いは紅魔館の図書館の蔵書に目を向けた。
この図書館の主パチュリー・ノーレッジ亡き後魔理沙はこの膨大な蔵書を一人占めの形で引き継いでいた。
何よりもこの図書館の恐ろしい魔導書や常人には理解できない奇怪な書物が山のようにあるのであった。
それを管理する人間として魔理沙に白羽の矢がたったのは当然の結果で成り行きであった。
「これは鈴奈庵に売り払って……これはこーりんの所でいいな……うひょーこれは『アルキメデスの大錬金術』だぜ、かつてアレキサンドリア大図書館に所蔵してあったという伝説の……」
それをそっと棚に直した。もう、盗んで行くことなんてしなくていい、この図書館は自分のモノになったのだ。大図書館に収蔵された知識が全て自分のモノになったのだ!!!

魔理沙はパチュリー・ノーレッジの死を知って早々に行動したのが良かった。
極東軍事裁判にかけられることになったレミリア・スカーレットはほぼ白痴と化していた。そんな中でどさくさに紛れて大図書館を譲り渡す権利書を作成しレミリアにサインをさせた。
同様にアリス亭にも同様の小細工をした。アリスの筆跡を真似て、アリス亭の所有権と所有物の全てを譲り渡すとの文章を偽造して、裁判所に提出したのであった。
だが、これは魔界の王である神綺の怒りを買い訴えられてしまい現在裁判中である。
にしても広すぎるこれは小悪魔の代わりが必要だと思った。その内イケメンの小悪魔でも召喚してやろうと思った。男根を生やして霊夢を犯すのにもすこし飽きてきた。
(女の喜びも知らないとな)
霧雨魔理沙は処女の癖にして性に対して全くの抵抗もなかった(かといって里の男たちや外来人の相手をしなかったのは彼らを下劣で醜いと見下していたからであった)
だから、小悪魔と組み陽根生成薬や媚薬や催淫剤などを製作していたのであった。



まだまだ、時間は沢山ある。にしししと笑いながら、魔理沙は人里へと向かった。
霊夢の餌を買う予定だったのだ。
「おい、魔理沙」
餌を買い、店を出た。魔理沙に話しかける者がいた。
「ちっ……」
舌打ちを一つすると振り向いた。
がっしりとした中年の男がいた。霧雨堂の店主つまり魔理沙の父親だった。
「お前、最近やたら羽振りがいいじゃないか」
「だったら、どうしたっていうんだ」
「すこし話でもしないか?」
「いや、なんだぜ」
「今から博麗さんの所に行くのか?」
「だったら、どうしたっていうんだぜ」
「お前、最近良くない噂がたっているんだ」
「なんだっていうんだ?」
「博麗さんを虐待しているっていう噂だ、それに外来人の相手をさせてるって話も聞いたぞ」
「親父ともあろうものが、そんな天狗のゴシップ記事を信用するようになってしまったのか? こりゃあ霧雨堂も長くはないな」
やれやれと首を横に振った魔理沙、だが、鴉天狗にしてやられた事が一度あった。
霊夢を思いっきり蹴飛ばしたときに障子を突き破り霊夢が飛び出てしまったのだ。霊夢の現状を知られないために監禁状態にしていたのに気が緩んでしまったというやつなのだろうか???
それで放置をしていたら鴉天狗にパシャリとやられてしまったというわけだ(鴉天狗も鴉天狗だ霊夢に手を貸そうともせずにシャッターを押しただけなのだから)
翌日の朝には号外として出回ってしまった。
その夜のうちに鴉天狗の家に行きかなり手酷く性的、肉体的に暴行を加えた。そして、土下座をして命乞いをする鴉天狗に対して今後自分と博麗の巫女に関わる報道をしない事。今朝の号外は全てフェイクニュースだとして公表する事を条件にして見逃すことを約束した(もっとも、号外を書き終わるまで自身で監視をしていたのだが……)
だがやはり、里の人たちの魔理沙に対する態度は変わった。卑屈にオドオドしくなったのであった。霧雨魔理沙は鴉天狗の号外を撤回させるような恐ろしい人間なのだという、認識に変わったのだ。
だが、魔理沙は逆にそれが誇らしかった。まるで自分がギャングのボスアル・カポネにでもなったかのように逆に胸を張って生きるようになってしまったのであった。
ようするに人道的に間違った自信をつけてしまったのであった。
霧雨堂の店主はそんな娘を哀れむように見ていた。躾をいつ間違えてしまったのかそんな目で見ていた。
「なんだよ、あたしはいくぜ!!!なんだよ、まるで実の娘を溝鼠を見るような目で見やがって」
「お前、気を付けろよ」
「なんだよ、わたしが殺されるってでも言いたいのか???」
「お前は憎しみを背負って生きるだけの気概があるってことだよ?お前の人生だから俺は知らない、だけど霧雨の名を落とすような事は絶対にしてくれるなよ」
「はいはい、わかったよ」
(なに言ってるんだこの糞ジジイはわたしがヘマをやるとでも思ってるのか)
そう思いながら飛び去った。
一度家帰って。ブツをとると、また、飛び去り博麗神社に下りた。
中からは肉弾の音が聞こえる。
「ああああああ!!! イクよおおおおおおお!!! 霊夢ちゃんイクぅううううううううう!!!」
おお、ああ!! と唸り声がした。
障子を開くと中からはいか臭い臭いがムアッと漂ってきた。
「おおーっ!!! やってるなお前ら」
「キョエーーーキョキョェーーー!!!(訳、きりっさめさん!!!)」
いかにも薬中と言ったモヒカン頭の男が叫ぶ。
「おっ、霧雨殿参られましたな」
何かアニメの絵が描いてあるTシャツを着た男がブリーフとズボンを上げながら振り返る。
黒いシャツと同色のパンツスタイルのオールバックの女が壁に寄りかかりながらタバコを片手にもう片方の手でバタフライナイフをカチカチと振りまわす。女だが股間がモッコリとしている。例の男根生成薬を飲んだためであろう。
異様な組み合わせ、全員外来人だった。
女は立ち上がると黙って霧雨魔理沙に一万円を三枚手渡した。
「楽しかったよ」
と言うと煙を吐きながら立ち去っていった。
「では、霧雨殿オリゴ糖(ありがとうとかけたのか?)でございます!!!」
ペコリと頭を下げるアニメ絵オタク。
手には十万円。
ハッハッハと陽気に笑うとアニメ絵オタクの肩を叩いた。
「キョキョェ、キョェキョエキョエ!?(訳、俺は本当に五百円でいいんですか)」
「ああ、お気持ち程度で結構だからな」
「キョェーーー!!!(訳、
ありがとう)」
魔理沙に向かって五百円を投げると走り去っていった。
「ったく…… どいつもこいつイカれてるぜ、なっ霊夢ちゃん」
「…………」
「十三万五百円、ごっつぁんです」
手にした金を懐にいれる魔理沙。
これを旧円札(この地で使われているは通貨は外界で忘れ去られた紙幣)つまり、旧一万円札や旧千円札を両替して使用するのであった
魔理沙は主に外来人、外界から忘れ去られた人間相手に客を取らせていたのであった。
「随分とまぁ……稼いだのね」
霊夢はさっき犯されたままの仰向けの状態で言った。
最近の霊夢は犯されていてもうんともスンとも言わなくなってしまった。
前はがめついほどであった金品に対する執着も見せなくなっていた。
自分が犯されているという感覚に麻痺してしまっているのだろうと魔理沙はよんでいた。
「さーて、霊夢今日はお馬さんごっこをやろうぜ」
霊夢専用の鞍と蹄と勒と手綱を持ってきていた。
そして、数分後にはいびつなハーレーダビットソンが完成していた。
「ほーれ、走れ、走れ、霊夢号」
霊夢はよちよちと這い始めた。
たまに、魔理沙の掌が霊夢の尻を打った。
「そうだ、霊夢は何で八意永琳がお前の脚を治さなかったのか知ってるか」
なんで、とばかりに顔を上げる。霊夢。
「答えはな自分のウサギを自機にするためさ、お前が再起不能になってしまえば、自機の枠が一つ空くだろう。それが狙いだったってわけさ」
残酷な話をする魔理沙。実は霊夢が空を飛ぶために訓練していたことを知っていた。そろそろ自機の選定がされるはずだ。自分が選ばれないはずは無い霊夢はそうタカを括っていた。
だが、自機の選定からは外れてしまった。
鈴仙・優曇華院・イナバの選定が決定した時にちょっとしたパーティーが永遠亭で開かれ自機になった連中が集まったのだ。そして、酔った勢いで優曇華院がこう言ったのであった。
「それにしても、師匠本当は霊夢さんの脚って着けることができたんですよね!?」
「な、何が言いたいの優曇華」
「つまりぃ霊夢さんの脚を着けなかったってことじゃないんですか???」
「や、止めなさい優曇華」
「師匠はわたしの事をやっぱり思っていてくれてんですね、輝夜様に話してたのを聞いたんですからね。霊夢さんを自機から外すためにわざと脚を着けなかったんですよね」
ヤンデレ気味にキャハハハハと笑い始めた優曇華院。
「もう、何を言っているのッッ!!!」
永琳は優曇華の頭をぶっ叩いた。
地面の半分位までめり込む優曇華。
「……あっ」
自機勢の冷めた目線がそこにあった。
「……やっ、やだ優曇華ったらこんなデタラメを言いふらして。もう、今度実験台にしてやらなきゃね」
だが、八意永琳はあからさまに動揺をしていた。
と言った話を魔理沙は声色を変えながら面白愉快そうに話した。
霊夢の瞳からはポロリポロリと涙が流れた。永琳を信じていたのに、所詮は余所者のヤブ医者ってところだったのか。もう自分は人並みの生活すら送れないのだ、一人の少女の人生を狂わせた罪は余りにも深かった。だが、その罪人八意永琳を裁くものは何処にもいなかった。
「よいしょっと」
霊夢を馬にするのに飽きた魔理沙は下りた。
そして、霊夢に対する餌を作り始めた。
ご飯茶碗に冷飯に味の素と生卵をぶっかけたやつだった。
今日の餌はどちらかというと粗末な品だった。
普段はちゃんと朝か昼かには炊飯をするし、干物と汁物を用意してくれるからだ。
「霊夢、ちょっと二、三日来れそうにないわ」
「はぁ!? ちょっとあんた何を言ってるの?!ご飯どうすればいいのよ???」
「八雲さんちに頼むわ!じゃあグッドバイなんだぜーーー!!!」
勝手に飛び去っていく魔理沙。
「あの野郎ぉぉぉ!!! 勝手な事ばっかりしてぇェェェェェェ!!!」
もし、飢え死にしたら呪い殺してやるとでもいわんばかりの形相だった。
だが、その晩は意外なことにちゃんとでた。
コトンと音がしたと思うと、床にビーフシチューが置かれていたのであった。
霊夢は匙を持ってくるとそれを食べた。温かいそして、何よりも海外からの舶来品らしい品物、そして、何より藍かゆかり(いや、この味はゆかりに違いない!!!)が作った品物であった。あの白黒が仕方なしとばかりに作った物ではなかったのだ!!! 貪り尽くすかのようにビーフシチューを食べ終わった。満腹感と安心感を得た。霊夢は眠りについた。酷い汚れと臭いがしたがそれよりも眠りたいと思った。
その後、魔理沙が来ることはなかった二、三日と言ったがその日数は五、七日になっていた。
七日目にドンドンドンドンと戸が叩かれる音がした。
「盟友、盟友わたしだ開けてくれ」
霊夢はテケテケの状態のまま必死に戸を開けた。
外には河城にとりがいたのであった。
「霊夢……お前」
「ふふっ……惨めな姿に成り果ててって言いたいんでしょう」
「魔理沙から義足を受け取ってないのか???」
「義足???……何それ」
「鉄と木で出来た、手製の脚ってやつだよ」
「何よそれ、詳しく話を聞かせなさい!!!」
それは人の手で作った脚で、関節があり訓練をすれば二足歩行が出来るようになるものだと言う話だった。
「魔理沙に渡したはずなんだけど……」
この有り様を見たら受け取っていないのは明らかだった。
「ねぇ!!! すぐに作って今すぐに」
「今すぐには無茶だな二週間はかかるよ」
「一週間で作ってちょうだい。それでわたしに手渡しして、絶対に魔理沙に見られないように」
「ひゅぅい!!! わかったよ、分かったから」
テケテケ巫女の必死の嘆願に驚いた、にとりは急いで立ち去っていった。
「よっしゃああああああああ!!! 脚ができる!!! 脚がッッ!!!」
また、二本の脚で立つことができる。それは霊夢にとってこれ以上にない最高の喜びであった。
以前のように飛ぶことが出来るとは、思えなかった。
だが、わたしは主人公なのだ!!! きっとやりこなして見せる!!!そう思っていた。
それから四日後ゆかりがやってきたのであった。
疲れ果て隙間からずるりと落ちてきた。
「ゆかり!!!」
道士服は何故か血に染まっていた。
「ふふふ、霊夢……」
「何をやってたのよ一ヶ月もわたしの事を放っておいて」
霊夢の目に涙がこぼれた。
「博麗第結界の調節がね、やっと終わったのよ……今まで大変だったぁ……」
目元には隈ができて、髪の毛がくしゃくだった。
霊夢は寂しさと哀れみでゆかりを抱き締めた。
「血塗れだけどどうしたの怪我でもしてるの???」
「フフフッ……小悪魔をね……殺してきたのよ」
今回の異変(世間では紅美鈴異変だとか門番異変だとか言われていた)
を起こした後、博麗大結界の綻びを利用して外界に逃亡していた小悪魔を処してきたとでも言うのだろう。
「あの子さぁ………サキュバスの力を捨てて人間に成り下がっていたの……それでさぁ……あの子どんな生活をしてたと思う」
「わからない……」
小悪魔の事も紅美鈴の事も考える暇も無かったそのくらい屈辱の時を過ごしていたのであった。
「あの子さぁ……普通のサラリーマンの主婦として生きてたの……お腹には赤ちゃんがいて……本当に同一人物かと疑った位よ、まぁあの髪の毛で一目で分かったけど」
まさか、あのドビ○チがそんな人生を送っていると言うことが信じられなかった。外の時間ではもう四年は経っているはずだ、その間に何を思い何を考えていたのか???
「それでさぁ……あの子の旦那が居ない昼間の時にあの子を襲ったの」
「……」
「そしたらさぁ……あの子お腹の子を庇って助けて助けてって命乞いをしてきたの、それで妖怪のサガが甦ったのか、あの子の腹を割って赤ちゃんを引きずり出して思いっきりあの子の目の前で赤ちゃんを踏み潰してやったの……そしたら、あの子凄く泣いちゃってさぁ、どうして、どうしてょぉ……ってさぁ、どうしてじゃないでしょう!!!自分の主人をあんな殺し方をしておいてさぁ……それであの子の……」
「もうやめて!!! ゆかり!!!分かったからこれ以上思い出して自分を傷つけないで」
「……」
ゆかりは黙った。
「ごめんなさい、あと博麗大結界だけど、修復がすんだ後に守矢のあの巫女と二柱に全権を委任しちゃった」
「……ッッ!!!」
言葉を失う霊夢。
「ごめんなさい、藍や橙も助けてくれたのに。あの子たちの消耗を見てたらたまらなくなっちゃって……」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
ゆかりが土下座をした。ポロポロと涙が流れ落ちる。
以前の霊夢だったら、激怒していたかもしれない。怒りと共に怒号を撒き散らし、ゆかりを口汚く罵っていたであろう。だが、霊夢はそんな事をしなかった。
「もういいのゆかり、頑張ったもんね。あんたを責めたりしないわ、ありがとう、ありがとう」
そして、二人は久しぶりに風呂に入った。ゆかりが湯を沸かし、二人で入った。
裸になり、風呂に入る二人。
魔理沙の悪事をチクってやろうか……シャンプーで頭を洗って貰い(一応両手はあるが甘えた)
体を洗ってもらいながら考えた……だが、そんな余計な事を言ってこの幸せな空間をぶち壊すのが嫌であった。
そして、暖かい寝間着を着せて貰うと、ゆかりと共に寝た。
「ゆかり、わたしを抱き締めて」
「もう、霊夢ったら甘えん坊なんだから」
霊夢は幸せだった。



翌十一時霊夢は目を覚ました。
床の上に虫除けネットにおおわれた料理(オムライス)が置かれており、
お寝坊さん、美味しく食べてね
とカードに書かれていた。
そして、オムライスにパクついた。
お腹いっぱい、このまま眠ろうと考えていた時に悪魔が現れた。
「おーっす!!! 霊夢生きてるかぁ!!!」
ビクッと体を震わせる霊夢。
……ガラッと障子が開かれる。
「えっ……魔理沙!?」
その顔かたちは魔理沙であった。
だが、その体は胸はつきだし、腰はくびれていて。脚はスラッと伸びていた。そして、服装は生地の薄いスケスケのワイシャツ、そしてエプロンドレスは脚がむき出しになるようなスリットが入っていてその肉体を誇示するかのようにむき出しにしている物だった。
「さてさて、なんでこの姿になったのでしょう???」
「あんた、魔女になったの」
「にししし、さあどうだろうねぇ……」
ニタニタ笑う魔理沙。そして、舌をだした、それは蜥蜴のように長く、二つに分かれていた。そして、鋭い犬歯のようなものが生えていた。
パチンと指パッチンをした時には魔理沙の服が消えていた。
腕や脚には何やら紋様の入ったタトゥーが入っていた。
そして、前の男根生成薬を飲んだときとは比べ物にもならないような巨大な男根が生えていた。
「うふふふ、霊夢素敵な姿になったのでしょう」
一歩一歩と近寄ってくる悪魔。ベロリと舌なめずりをすると霊夢に飛びかかった。
レロレロと霊夢の顔をなめ回す魔理沙。
「この姿になるまでに結構苦労したんだぜ」
魔理沙は霊夢を犯しながら語り始めたのであった。
魔理沙は大図書館でフランス語で禁書と書かれた隠し扉を発見した。それはほんの些細な出来事で、暇をもて余したフランドール・スカーレット(レミリア・スカーレットは極東軍事裁判で死刑を宣告されたことにより自動的に当主として任命された)と弾幕ごっこをした時に、偶然、倒れた本棚の壁の裏に隠されていたのであった。
禁書。その名の通りヤバい本で埋め尽くされていた。それは動かない大図書館のパチュリー・ノーレッジに良識によって隠されていた場所だったのであろう、主に人妖に直接危害を与えることの出来る呪術や幻想郷で出回ってはマズイもの(核兵器等もこれらに当てはまる)
のリストだった。
魔理沙はこの本の中で魔法使いより上のランクつまり、悪魔になれる方法と言う本を見つけたのであった。
この方法と言うものが厄介で、七日間ぶっ通しで儀式を行い鬼や上級魔法使いといった。高レベルの妖怪(モンスター)を二人生け贄に捧げねばならないというものだった。
そして、魔理沙は伊吹萃香と鬼人正邪を生け贄に捧げる事に決めた
二人とも不意打ち同然に打ち倒し、紅魔の館まで引きずっていき、無事生け贄にに捧げる事に成功した。
そして、悪魔霧雨魔理沙が誕生したのであった!!!
「はがっ!!!」
霊夢は悪魔の男根を受けた。
霊夢の幼い膣は、文字通り裂けてしまいそうなほどの痛みを受けた。
「はぁ……はぁ……お前のお○んこ。更に締め付けてくるぜぇ、わたしの乳首の舐めてくれぇ……」
豊かに実った乳房を顔面に押し付ける魔理沙、チュウチュウと魔理沙の乳首にしゃぶりつく霊夢。何か甘いものが口の中に入ってくるのを感じる。
「あははは……ははは……まりさぁもっとして」
その甘い物を数滴飲んだ瞬間、霊夢の意識はトンだ。魔理沙の特性の体内錬成された媚薬母乳だった。
「もっと、動いてよぉ!!!まりさぁ」
子宮の口を魔理沙のペニスにノックされ。霊夢はアへ顔を晒していた。
「霊夢気持ちいいぜぇぇぇぇ!!! オラッ!!!ピースしろピース」
「ピース!!! ピース!!!あきゃきゃきゃ……」
ヘラヘラ笑いながらピースをする霊夢。
「おらぁ!!! 霊夢出すぞぉっ!!! 悪魔様の精子を受けとれぇぇぇぇ!!!」
叫ぶ魔理沙。その姿は人間では無かった。頭からは黒い羊の角を生やし目は真っ赤に充血していた。
「あきゃきゃきゃ……あばばばば……おばぁああああああ!!!」
口元から泡を吐き叫ぶ霊夢。
「イクぜっ!!! イクぅうううううううううううううッッ!!!」
血と愛液に染まった霊夢の中に大量の精子を撒き散らす魔理沙。まるでザーメンタンクの如く腹が膨らむ霊夢。
「おほっ……おほっ……おほっ……」
膣の中からドボドボと溢れ出すザーメン。
「じゃあな霊夢、わたしの子供が出来たら是非とも生んでくれたまえ!!!」
また指パッチンで衣服をまとう魔理沙。
わっはっは!!! と笑いながら立ち去っていった。
うううっ……うううう……うううううううう……
この地獄から救ってくれる者は居ないのか??? ならばいっそ自分が死んでしまえばいいんじゃないか??? 自機の選定から外れ、博麗大結界も守矢大結界へと姿を変えてしまった。自分は要らない人間じゃないのか???霊夢は死による救済を望むようになっていた。脚は無いのだ首をくくるのは簡単だ。霊夢はずるずると体を引きずると戸棚の取っ手に紐をくくりつけた。
そして、それに首でぶら下がった。
「ぐげげげげ……」
呼吸ができない、そして、頭がボーッとしてきた。
霊夢は無い脚を立ててその絞首台から離れた。
(無理、死ねない……)
苦しい何よりも怖かった。自分が死んだらどうなるのだろう、まず、地獄行きだけは避けられないのだ、まだ生きたい、そして、ゆかりに思いっきり甘えたかった。みっともないことだが、ゆかり……彼女の事が大好きだった彼女もわたしが死ねば悲しむだろうと思った。霊夢の居ない幻想郷なんて考えられない、と言ったことがあった。だから、妖怪にならないかと誘われたことがあった。霊夢は酔っているのだろうと思い軽くあしらったが……
翌日の事であった魔理沙が来るんじゃないかと部屋の隅でブルブルと震えている時であった。
「おーい、盟友開けてくれよ」
外は真夜中になっていた。時計は丑三つ時を指していた。
「ああっ……脚ができたんだ」
霊夢は地べたを這いずり回り、必死に戸を開けた。
だが、その目の前に現れたのは。
「ガハッ……ひゅうい……霊夢逃げて」
悪魔の手がパッと開き、河城にとりの体がドチャッと地べたに叩きつけられた。顔は原形がわからないくらいぐちゃぐちゃになっていた。
「なぁ……盟友……なにくだらない期待をしていたんだ」
と河城にとりvoiceのまま、魔理沙が言った。
ああ……霊夢が後ずさる。その姿に悪魔の影が覆い被さった。
……ずちゃっ……ぬちゃっ……ずちゃっずちゃっずちゃっ……魔理沙は余裕を持ちながら霊夢を犯していた。
何せ今日はハッピーサプライズがもう一つあるのだ。それは霊夢の希望を全て打ち砕くモノであるからだ。
話はこうであった。真夜中河城にとりがコソコソと神社の階段を登っていたところを補足した。
彼女からしては真夜中に訪れたほうが、魔理沙の目を避けられると思っていたのが尻目にでたのであった。
急降下して、河城にとりに持っているものを見せるように要求した。拒否をした。そして、魔理沙は階段の上でにとりをぼこぼこに殴った。にとりはやがて持っているものを手渡した。
義足であった。霊夢にこっそりと渡すつもりであったのだろう。
だが。
「はぁ?! お前なにをやっているんだ、テケテケ巫女っていうのは霊夢のアイデンティティーで、あるんだぜ!!! あいつに脚を渡したらそれが無くなっちゃうんだぜ」
と意味不明(河城にとりからしてみれば意味不明な理屈であった)な事を言った。
そして、義足でさらににとりを滅多打ちにして義足を破壊してしまった。
というのが今まであったことであった。
ヒッ……ヒック……アッ……アッ……
霊夢は声を抑えていた。
「まだ、イクなイクなよ霊夢、わたしだって我慢をしているんだからな」
霧雨魔理沙は腰を動かしながらキョロキョロと辺りを見回していた。
霊夢を絶望させる、ヤツが来るのを待ちわびていた。
「クッ……アッ……早くぅ……アッ……早くイキなさいよ……」
半べそをかきながら言った。
「まずはお前からイカせてやるよオラオラオラオラオラオラ!!!」
激しくピストンをする魔理沙。「ふんっ!!!ふんっ!!!どうだっ!!! どうだっ!!!」
ーーバチンパチンパチンバチン!!!
肉弾の音が辺りに木霊する。
「イヤダァアアアアアア!!!助けてぇ!!!助けてゆかりィィィィィィィ!!!ゆかりィィィィィィ!!! ンゴッ!!!ンゴッ!!!」
体をビクッビクッと痙攣させると、霊夢はイッた。
「霊夢ッッッッ!!!」
声がしたほうを見る霊夢。
そこにはディープパープルのドレスを着た八雲紫が立っていたのであった。
「ゆかりィ……助けて……助けてよぉ……」
霊夢は紫に向かって手を伸ばした。
……パッチン
「おい、脱げ」
霧雨魔理沙が冷ややかな声で命令した。
「はい、わかりました」
パサリと服を脱ぎ捨てる。生まれたままの姿になる紫。陰部にピンク色の子宮が(淫紋というやつか)
「ゆかり……ちょ……どういう事???」
「襲え、レイプしろ」
命令する魔理沙。
一歩一歩、少しずつ歩を進めて来るゆかり。
「いやあ……やめて……やめてよ、ゆかりィィィィィィ!!!」
「……ごめんね、ごめんね霊夢」
霊夢の唇を貪るゆかり。
……にししし。
唇を歪めて笑う魔理沙。
それは五日前のことであった。
霧雨魔理沙はマヨイガを襲撃した。生まれ変わった己の力を試すという意味合いもあった。
黒猫を殺害し、九尾の狐を犯した。
霊夢にオムライスを作ってやり、イキなカードを書いて帰ってきた八雲紫。
「あがっ!!!あがっ!!!ああああ〜〜〜〜!!!」
八雲藍のよがり声が聞こえてきた。それは性的に搾取されている女の声であった。
「藍!? どうしたの」
そして、式を剥がれ。毛皮を剥がれ首をもがれ惨殺された黒猫が玄関に転がっていた。
藍の声のする方へと足音をひそめて向かった。
「あっ……あっ……やめて!!! 魔理沙ァァァ!!!」
……ッッ!?
あの金髪が藍の上で腰を動かしていた。
(あのクソ魔法使い……)
(……よりによってわたしの従者を犯すとは、良い度胸をしている大体あの小娘は昔から気に入らなかったのだ、あの子娘が霊夢に近寄ってからだ、あの子がおかしくなったのはやたらわたしを遠ざけるようになってしまった。やたらと雑魚妖怪どもを周りに蔓延らせるようになってしまった。あの子の目にわたしはいなくなってしまった。あの小娘さぇ居なければ……あの小娘さぇ居なければ……あの小娘さぇ居なければ……あの小娘さぇ居なければ……あの小娘さぇ居なければ……あの小娘さぇ居なければそうだ、ここで処してしまおう……罪名はマヨイガの侵入と式の殺害だ……今日だけで二人の反逆者を殺す事ができれば、わたしの面子も保たれるというものだ)
そう思いながら隙間を展開した。首を両断し体を縦断する形でだ、丁度十字架を描くような形であった。
ベリッと嫌な音を立てて。魔理沙の体が割れた。
「コラッ!!! いつまでよがってるのよこのバカ狐!!!」
ハヒーホヒーと情けない声をあげていつまでも性交の余韻に浸っている、藍の頭を小突いた。
「あっ……あっ……」
藍が何か背後を指している。
「何どうしたのっ???ッッ……」
頭に衝撃が走った。そして、八雲紫の世界が暗転した。そして、八雲藍の股間に十字架に切り刻まれた人型の紙切れが一瞬だけ見えた。
それからであった。八雲紫の屈辱の日々が始まったのであった。
「ほーれ……紫ちゃんよぉ、好きにしちゃっていいんだよ、霊夢ちゃんをよぉ」
八雲紫はクンニを霊夢にしていた。
「ごめんね、本当にごめんね……」
「ゆかり、止めてぇ……いやぁ……」
二人とも泣いていた。
自分の意思に反して体が反応しているのだ。
自分の体に反して、意思が反応しているのだ。
「美しい師弟愛だなぁ!?おい」
二人を見下ろしながら、魔理沙は言った。
「お願い止めさせてェ!!!」
八雲紫が懇願する。
「オラッ!!! 舌使いを止めるんじゃないよ!!!」
「ヒギィッッ!!!」
ーーグリッグリッ……
魔理沙の足が紫の頭を踏みつける。
「ヒギィッッ!!!かよもっとよく鳴けよ雌ブタッッッッ!!!」
横腹に蹴りを入れる魔理沙。
「お願い、魔理沙。ゆかりに酷いことをしないでぇ……」
その懇願が魔理沙を余計にイラつかせた。
「酷いことをしないでかぁ……お前わたしが同じことをされても同じことを言えるのか???」
「ハイ、言います言いますからぁ……」
「なら、ちん○こしゃぶってくれよ。で・き・る・ん・だ・よ・なぁ」
「はい、しゃぶりますからぁ……」
ジュポッ……ヌポッ……ジュポッ……ヌポッ……ヌポッ……ジュポッ……ヌポッ……ジュポッ……
「霊夢のフェラサイコー!!! お前やれば出来るじゃないか」
噛み千切られる事を恐れて、咥えさせた事は一度もなかったのだ。遂に霊夢の心身を支配することに成功したのだ。
「うううっ……」
紫はドレスを手繰りよせると、それで顔を覆った。
「オラッ!!!……見ろよ、霊夢ちゃんのフェラチオをよぉ!!!」
魔理沙は紫の髪を掴むと……
「……あん!?」
何かに気付いた魔理沙。
「おい、霊夢見ろよ!!!」
ゆかりの髪をグイと引きずると 、魔理沙は嬉しそうにゆかりの頭頂部を見せつけた。
「こいつ✕✕があるぜ!!!しかも、二つも!!!」
「あああああああああああああ!!! 貴様ぁあああああああ!!!」
過度のストレスと疲労のせいだろう。それが大きく頭皮に出てしまったのだろう。乙女としてこれ以上の屈辱はなかった。
魔理沙はニヤッと笑うと手をかざした。
「クビッ!!!……クビヒッ!!!」
電流が走ったように、体を痙攣させる紫。そして、霊夢の後ろにつくとクリトリスを弄り始めた。「bro……saba……」霊夢の耳元に何かを囁く。
「アアッ!!!もう切ないのぉ魔理沙様ぶちこんでぇぇぇ!!!」
ゆかりが絶叫する。
にたりと笑う魔理沙。霊夢の口内のペニスを引き抜くと、ペチンペチンと手でゆかりの尻を叩いた。
そしてメスネコの体勢のままぶちこんだ。
「んひぃ……んホォ!! オホォォ!!!」
「ふぅ、温かい紫のおま○こも結構締まりがいいんだよなぁ……」
バチュッ!!!ヌポッ!!ブチュッ!!!ヌポッ!!!
ガンガンとピストンで責める魔理沙。
霊夢は側に座り、手を握りしめて、己の無力さを噛み締めていた。
「霊夢bren……sabba……よ」
「何???」
口を耳元にやる霊夢。
「broken sabbat よ」
……えっ。
「むっ!? お前ら何を話してるんだ」
腰を振っていた魔理沙が霊夢の髪の毛を握り引き寄せる。
「アアッ……いえいえ、霊夢に口づけをしようと思っていた事よ」
ゆかりは霊夢の腕を引き寄せると濃厚な口づけをする。
「霊夢、好きぃ……」
メスの顔に成り下がるゆかり。
「broken sabbatよ霊夢」
強張った霊夢の顔。
「……死にたいと思った時でいいから」
低い声で囁くゆかり。
「オラッ!!!出すぞ紫ィィィィィィ!!!」
「あん……ああんッッッッ!!!魔理沙様イクぅぅぅううううう!!」
「おおっ!! !んあっ!!!」
腹が膨れ上がりザーメンタンクと化した紫。
……………………………………………………………陵辱された二人は力なく横たわっていた。
「やろう、ゆかり」
「ハァハァ……ハァ……」
「魔理沙のヤツ絶対に許さない」
「じゃあ、儀式の用意をしましょう」
ゆかりと霊夢は服を着替えると、その魔術の用意をするため準備を始めた。
悪魔はその翌日の夜中にやってきた。
ばっさばっさと悪魔らしく翼をはためかせながら着地した。
「霊夢ー来てやったぜ」
いつものように告げる来訪者。どかどかと土足で入ってくる。
道士服を身に付けたとゆかりと博麗霊夢がいた。
下には魔方陣のようなモノが描かれていた。
「来たわね」
そういうと
ーー裏二十結界brokensabbat!!!
そう宣言した。
「なんなんだぜ!!!これは」
おおおおお!!!目の前の女悪魔が苦しみだした。
これは遥か昔の話。先々代の遥か昔の巫女の話。ある隠れ切支丹、から教わった秘術であった。
その隠れ切支丹は悪魔の襲来を予言し、その悪魔の封じ込めの秘術をその当代の巫女と八雲紫に話した。
その技は裏二十結界broken sabbatは巫女の命と引き換えに悪魔を封じ込めるという壮烈なものであった。
悪魔の姿が霧雨魔理沙のモノに戻った。
だが、霧雨魔理沙の抵抗も壮絶なものであった。霊夢の胸元を手刀で突き刺したのだ。
「あがっ!!!かばっ!!!」
その傷口から本来巫女の身体に堆積するはずの悪魔の力が漏れだしたのだ!!!
「アハハハハハハハハハハ!!! そうだなぁ霊夢わたしたち愛し合ってたんだったよなぁああああああああ!!!愛し合ってたんだったよなぁああああ!!!」
叫びながら手刀をグリグリと動かす魔理沙
「霊夢ッッッッ!!!」
紫が結界のなかに入ろうとした。
だが、
「ゆかり、だめ!!! 結界を破っちゃ」
霊夢が悪意の中にまだ正常な正義の光を灯したまま叫んだ。
ーードンッ!!!
凄まじい衝撃波と共に紫の体が吹き飛ばされた。
そして、ピシャッ!!!と 障子の戸がしまった。
そして、激闘のあととは思えないほどの沈黙の後神社からは禍々しい妖気が漂いだしたのであった。
「うううっ……霊夢ごめんなさい……ごめんなさい……」
うなだれながら何度も地面に頭を擦り付ける。幻想郷の賢者の姿がそこにあった。
本作は博麗霊夢の辿る悲惨な末路が描かれています。
それにしてもヤンデレ気味の女の子っていいですよね。魔理沙と紫と霊夢の三角関係を書いていて興奮しました。霊夢に絡む魔理沙を内心穏やかでは無い様子で見守る紫とか想像すると……ああ、もうご飯何杯でもいけちゃう。
ちなみに言うと最期の方はアメリカンニューシネマを意識しました。
ちなみに次回作は少しメタい内容にする予定です。
生傷だらけのサディスト
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2021/08/10 09:18:40
更新日時:
2021/08/10 18:46:10
分類
博麗霊夢
霧雨魔理沙
八雲紫
紅美鈴
レイプ描写
デウスエクスマキナ的な展開
魔理沙父
悪魔化
続編
テケテケ
名前 メール
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