森の入口で珍しいものを見つけた。
こんなもの見たこともない。詳細にスケッチしておく。
よく見るタイプは目が2ないし4であるがこれは1つしか無い。
寄生されているようだ。生命力が弱いのだろうか。
近づくと目線を合わせて笑顔を作る。
手を触れさせ胞子をより遠くへ運ぶ手段なのは分かるが何とも可憐な。いや、狡猾な。
しかしこれだけ珍しい固体はサンプルとして貴重だと判断し採取した。
家に帰って部屋の中を探したが手頃なビンがないのでコップに入れて軽く蓋をしておいた。
早急に適切な環境を用意してやりたい。
どんな姿に成長するのだろうか。楽しみだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
日記はここで終わっている……▼