カミングアウトしましょう、俺は射命丸が好きではない。但しそれは「普段の」射命丸の話である、
人間を下に見て勝ち誇ったにやけ顔で
鼻に突くような敬語で話をしてくる・・・
そう考えただけでも反吐が出そうですよ。
でもそれが一瞬で変わる時がある、それが一気に絶望に堕ちた場合だ。
余裕が表情から消えて力を出せず使えず
抵抗も虚しく組み伏せられて服は獣の仕業が如く破り捨てられ
縄で手足を縛られ自由を奪われて
その先に待つ見え切った悲惨な運命に慄いて涙ぐむ、
そうして最後の悲しい抵抗に出るが手足が縛られた状態で
どんなに強く殴れどもどんなに激しく蹴れども無意味な攻撃
そうして暴れたら平手打ちが飛んでくる
それでもまだ暴れるならば今一度平手打ちが飛ぶ
脳の奥底で聞こえる言葉・・・
「どうして私はぶたれるの?」「私は天狗、誇り高き妖怪なのに・・・」
「次にこの縄を解いたら殺してやる・・・」
しかしその思いも長くは続かない
天狗の少女の純潔は
人間の暴虐の棒で散らされた
それだけでは飽き足らず
命の雫もばら撒いた
天狗少女は絶望に打ちのめされて笑う事を忘れた
その日から笑う事も風を切って飛ぶ事も太陽の光さえ忘れた
ぜんぶ忘れた
覚えているのは汚された事とぶたれた事と他にもいろんな恐い事
昨日も殴られた 今日も犯された 明日も恐い事だらけだろう
もう死にたいけど死ぬ勇気が無い
だから今日も部屋の片隅であの人間が来る事に恐れ慄く
その天狗の少女の姿には
過日の余裕の表情も痣だらけの涙に歪んだ顔になり
過日の気高きいでたちは垢と汚れと怪我に塗れ
気高き天狗の少女はただの汚された鴉に成り果てていた
・・・てのが好きって事です、
要するに高いプライドをへし折ってやりたいのです。
ああ、普段人には言えない性癖を長々と存分に語れてスッキリした。
恒例のおまけ漫画with娘
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