地霊殿での最後の夜 当番兵は私だった
ふと厠に気配を感じ 静かに戸を空けて見れば そこに"ほほえみデブ"の姿があった「よォ ジェラシー」
"デブ"は 愛撫するように制御棒へ薬莢を詰めている
「そいつは―――実弾なの?」
「88ミリ弾」
常軌を逸した"ほほえみ"で "デブ"の告白は続く
「劣化…ウラン…弾(DepletedUraniumAmmunition)」地獄の訓練の最中 1発ずつくすねたに違いない
「お空……ハルトマンに見られたら ひでえ事に―――」
彼女は悟っていた
「おれはもう――ひでえ――クソだぜ!」
......Pvt. Parsee J. Mizuhashi