左は無意識、右は意識の象徴。 左手をかざシたこいしの目に映るのは、鏡の中の自分の右手のみ。 鏡写しになっている時計を見れば、こいしがいるこちら側が無意識の世界で、鏡の向こう側が意識の世界なのでしょうか。 存在自体が無意識であるこいしは鏡の向こう側には映りませんが、向こう側で右手となる左手だけが映るのを見て、無意識的に意識の右手で無意識の眼をつかんでいることから、無意識の中に意識を包含している、矛盾した自分の存在に対する恐怖と、その恐怖に駆られ逃げ出したい、今すぐ別れを告げてこの場を去りたいと言う気持ちが
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