「ーーに焼いた鉄串を通す」
破裂するかと思うほどに脈打つ心臓の音だけが耳に響き
わずかに触れただけで快感とは程遠い、痛みの熱を大事な柔らかい肉が伝えてくる。
悪い夢なら覚めてくれ!やめろ、やめてくれ・・・やめ・・・穴から伝わる鋭い異物感、それ以上の熱、熱、熱。
しゅうしゅうと外気にすら触れない肉が焼けただれていくのをまざまざと感じる。
全身に響く激痛に何も考えられずひたすらもがき、この地獄が終わることだけを願う。
・・・どれほどたったか、鋭い異物と焼けた肉から伝わる苦痛はそのままだがわずかに納まった、
全身からあらゆる体液が流れ出てくる。何でもするからもう止めてくれ、そんな願いとは裏腹に
ライターで炙られまた熱がーー