排泄物の形状はさまざまであるが、兎などはペレット状の便をし、鳥は便内に白い尿酸の結晶が混じる。よっててゐ、鈴仙、ミスティア、お空は除外される。またタヌキはため糞と言われる集団で一か所に排泄をする習性がある。便の量・色からするにこれは単独による排泄であると思われるため、妖怪狸・マミゾウは除外してよいだろう。
このような楕円形・棒状の排便をするのは人の他に、犬、猫、猿、馬、牛が当てはまる。よって種族のはっきりしない妖怪の他、椛、橙、お燐、慧音が当てはまるだろう。また鬼も馬と寅の要素を持つと考えれば候補にあがる。
またその中でも今の季節、このような便を絶対にしない妖怪がいる。八雲紫である。彼女は冬眠をし長時間の睡眠状態にあるため、排尿排泄を可能な限りしなくなる。そのため便は水分を吸収され非常に固く黒ずみ、また食事量も減るため一回の排便量は減少する。それに対しこの便は色・形・量ともに非常に健康的である。
また幽々子も除外して良いだろう。あれだけの量を食べていて排泄物がこの量とは到底考えられないため。
また排泄物は野菜中心の食生活を送っていると黄土色になり、肉食中心で脂肪の摂取が多いと茶褐色となる。このことから肉食を禁じている仏教の信仰者の便でもない。よって(教えを守っているならば)命蓮寺の白蓮、星、ナズーリン、ムラサ、一輪、雲山、ぬえの便でもない。
同じく道教も肉食を嫌っている。ただしこれは体内の精が血の気によって傷つき,生命を縮めるとされているためであるため、青娥、神子、布都、屠自古が肉食を禁じているかは定かではない。
また天界には桃と酒しかないため、これらを未だに主食としているならば天子、衣玖も除外される。
この便の大きな特徴は未消化の成分がほとんど見られない点である。山に住まい木の実や木の皮、動物などを食した結果出された排泄物ならばその中に未消化の欠片が含まれているはずである。それが無いと言う事は、食物を極めて細かく加工できる技術・環境にある者の排泄物であると推測できる。妖怪の山で暮らす妖怪はその環境上、木の実などを摂取する事が多く、未消化の成分がないとは考えにくい。
さて、この便は落ちていたと言う。それがどの場所かは定かではないが投稿者は恐らく人間であることから考えると人里周辺、魔法の森近く、妖怪の山の保護域、博麗神社周辺、迷いの竹林近くと言ったところだろう。そのため排泄者はこれらの近くを活動場所としていると思われる。
以上のことからこの排泄物の排泄者は
「人、犬、猫、猿、馬、牛に近い形態を持ち」
「冬季に冬眠をせず」
「肉食をし、木の実などの未消化となる物を食べておらず」
「人里、魔法の森、妖怪の山、博麗神社、迷いの竹林近くを活動域としている」と思われる。
この条件に当てはまる候補者は以下となる。
「人里周辺」
阿求、慧音、小鈴、咲夜、パチュリー、幽香、妖夢、霖之助、赤蛮奇、小傘
「魔法の森」
魔理沙、アリス
「妖怪の山」(木の実などに由らず、人里にて食物を入手できる者)
早苗、神奈子、諏訪子
「博麗神社」
霊夢、萃香
「迷いの竹林」
妹紅、永琳、輝夜、影狼
「その他」
チルノや光の三妖精を初めとした妖精たち
住所不定な妖怪たち(正邪ら付喪神、騒霊、藍・橙、こころ)
※排泄者特定のためには、匂い・固さ・成分などの情報をより詳しく調査する必要があるだろう。また同じ人物がしたと思われる排泄物が見つかった場合はすぐに報告して欲しい。