口唇、結膜等にチアノーゼが見られないし、まだショック状態なだけにも見える。
生きてるかも知れん。
心肺停止から死亡までには三十分程ある。綺麗なままさっと〆るのも手だが、まだまだ鳴かせられそうだから死なすには惜しい気もする。
扼痕の状態と、顔面のうっ血がほぼ見られない、の二点から加害者は素手で絞めたのでは無いだろう。
衰弱していたなら発現が少ない事もあるが、彼女は肉付きも程良く健康に見える。
還元ヘモグロビンが健康状態により発生しなかったという事はあるまい。
頸部に索条が残っていない事から自傷、自殺ではない。
吉川線が見られないのは両腕を拘束されていたからだろう。
表皮の剥離は無いから何か柔らかく、幅の狭くない索条による窒息か。
何れにせよ、呼吸確認、心肺蘇生法を5サイクル、下顎挙上法で気道確保。
水平に寝かせ両足を2,30センチ上げ、体を毛布類で保温、呼びかけ。
……こういう場合はエピネフリンかウリナスタチン?
薬物は全く完全皆目分からない。教えてエロい人!