人里をのんびり散歩がてらいたずらの思案に暮れていた光の三妖精たち。
とある交番を通り過ぎようとしたとき、サニーがあるものを見つけたのであった。
サニー「ねぇねぇ!あの赤いランプ、持って行かない?」
彼女が指差したのは交番の脇に停められていた旧型のパトカーの屋根にあった円筒型の赤色灯であった。
スター「あら、いいじゃない!」
ルナ「サニー、大丈夫なの…?ちょっと心配なんだけど…」
サニー「大丈夫大丈夫!ほら、さっさと頂くわよ!」
三人はいそいで赤色灯を取り外しにかかった。
ルナ「ところでサニー。このランプ持って帰ったら何に使うの?」
サニー「テーブルライトぐらいにはなるわね」
スター「確かこれって警察って人たちの所有物だったけど…」
サニー「あの人間達は鈍臭いからばれないわよ(笑)」
?「ほう…。さぞかし良いテーブルライトとなるだろうねぇ…」
サニー「もちろんよっ……ん?」http://thewaterducts.sakura.ne.jp/cgi-bin/up2/src/huku0542.jpg
三妖精達が声がした方を振り返ると、そこにはいつの間にやらここの交番の警官たちが立っていた。
三妖精「「「きゃあぁっ!?」」」びっくり仰天する三人。
警官(右)「でも、我々のパトカーの赤色灯を拝借するのはだめだよねぇ…?」
警官(左)「『鈍臭い』とは言ってくれるじゃないか…?ん?あとルナ。栗みたいな口しやがって…」
ルナ「えっ!?」
警官(中)「ま、立ち話もなんだし、交番でじっくり話そうじゃないか。サニー?ルナ?スター…?」
「「「ごめんなさああぁぁーーーーーーーいっ!!!!!!!」」」
その日の人里の一角にある交番から少女たちの叫び声が聞こえたという。
購入してから一年も経たない愛用の色鉛筆の藍色が他の色と比べてもう半分以上も短くなった事に月日の経過が早いものだと感じるようになってきました。