男は最愛の人を事故で亡くしていた。
男は寂しさを紛らわす安らぎが欲しかった。
そこにフランドールが現れた。
最初は影があったものの、いまでは無邪気で屈託の無いフランは最高の安らぎだった。
このコを手放したくない。 男はフランに告白をした。「ずっと、僕の傍にいてほしい・・・」
フランは即答で了承した。
ただ、自分を好きと言ったのに全く手を出してこない男に疑問を抱いていた。
男の家に知人が遊びにきた。
この知人は男が最愛の人を亡くした後も、色々と世話をやいてくれているらしい。
最初、フランを見た時は驚いたが、直ぐに打ち解けた。
男は知人に信頼を寄せていた為、自分が家を空ける時はフランを宜しく頼むと言った。
知人はフランに自分の事や自分の身の回りで起こった事をよく話す。
フランのお喋りにも付き合って、意見を返したりする。
フランはそれが嬉しかった。 自分の事を話してくれることが必要とされているみたいで・・・。
男の場合は、自分が喋ると嬉しそうに相槌をうつだけだった。
男の事は好きである。 ・・・でも、この知人の事も好きになってしまった。
フランは知人に身体を求めた。 本当に自分が必要とされているのか・・・・。
・・・・・・・知人もそれを受け入れた。